自律神経のしくみ
当院にお越しになるクライアント様の中にも
仕事や対人関係などのストレスを抱えている方もおられます。
ストレスと自律神経は密接にかかわっていますので
そのような方には自律神経について
お話しさせていただいています。
今回は自律神経のしくみについて
ブログでもお伝えしようと思い
記事を書かせていただきます。
自律神経は2つの神経から成る
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
この2つの神経はどのような働きをしているのでしょうか?
交感神経の働き
交感神経は
「労働・闘争・運動・ストレスを感じる」時に働きます。
交感神経は太陽が昇るとともに徐々に活発になり、
お昼をピークに
夕方から夜にかけて少しずつ働かなくなっていきます。
交感神経は脳と体を動かすために働きます。
脳と体を動かすとき血液が運ぶ酸素やエネルギーが必要になります。
血液をたくさん運べるように血圧を上げたり、
心臓の動きを早くします。
日が沈み夜になると交感神経は仕事を終えてお休みモードに入ります。
血圧も下がり、心臓の鼓動も穏やかになってきます。
副交感神経の働き
副交感神経は、
休む・眠る・安らぐ・内臓を動かす・・・などリラックスする時に働きます。
脳と体を休めて
疲労を回復させたり、
食べ物を消化したり、
体の悪いところを修復するときに働きます。
副交感神経は、交感神経とは逆に日が沈むころに働き出します。
そして深夜に活動がピークになります。
朝方その仕事を終えてお休みモードに入ります。
内臓を動かしたり、
呼吸をゆったりさせたり
血管を拡張して体の隅々まで血液を送れるようにしたり・・・
体の悪いところの修復や疲労物質や老廃物を処理したりするのに適した体内環境を整えてくれます。
これら交感神経と副交感神経は
バランスよく働いて心身を一定の状態に保ちます。
ストレスが自律神経を乱す
2つの自律神経がバランスよく働いて心身の健康を維持していますが
そのバランスが崩れてしまうことがあります。
その原因となるのがストレスです。
交感神経は「労働・闘争・運動・ストレスを感じるとき」に働きます。
昔むかし人間も自然の動物と同じように暮していました。
狩をすることもあれば、他の動物に襲われることもありました。
もし天敵が自分を狙っていたら
戦うか、逃げるかしますが
交感神経にスイッチが入るのを待っていたら
呆気なくやられてしまいます。
ですから天敵が突然現れてもすぐに反応できるよう
交感神経にスイッチが入りやすくなっています。
日本にいる限り天敵に狙われることはありませんが、
代わりに「ストレス」がたくさん存在しています。
脳は、ストレスを天敵に遭遇した時と同じように
「危機!」と判断して交感神経にスイッチを入れます。
そのストレスも一時的なものならいいのですが、
持続的なストレスを感じていると
いつも交感神経が働いている状態になります。
交感神経が働いている時、
副交感神経は働けません。
ストレスを持続的に感じている人は、
交感神経に偏り、逆に副交感神経の働きが弱くなるので
体の修復がうまく出来なかったり、
疲れが取れなかったり、ぐっすり眠れなかったりします。
持続的にストレスを感じていると
一日の大半を交感神経のスイッチがONになります。
忙しい現代人に自律神経失調症やうつ病が多い原因でもあります。
まとめ
・自律神経には交感神経と副交感神経の2つがある。
・2つの神経が交互に働いて心身の健康を保っている。
・ストレスは交感神経にスイッチを入れる。
・持続的なストレスは自律神経を乱す
ストレスから自分を守るために
自律神経の仕組みを覚えておくと
役に立つのではないでしょうか。
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